外貨投資で恐いのは、償還時にFXが円高にフレていると、為替差損が出て元本を大きく割り込むリスクがあることだ。
これを為替リスクという。
この為替リスクを回避する妙案として開発されたのが、1996年から97年にかけて売り出された「円償還特約付きデュアルカレンシー債」だ。
エグゼクティブトレード研究所によると、この外債は、為替が円高になっても、あらかじめ決められた一定の範囲内であれば、円で償還するという特約がついている。
たとえば、ドル円が1ドル127円台の頃、売り出されたものは、1ドル117円までの円高であれば、円で償還することになっていた。
しかし、FXが満期までに一度でも117円を超えて円高が進めば、この特約は無効となり、ドルで償還されることになっていた。
ドル円が127円をつけていた頃には、急速に円高方向にフレるとは誰も予想していなかったため、3~6ヵ月で満期がくるこの外債の特約が無効になることは考えにくかった。
だが、案に相違して、FXは急激な円高・ドル安にフレて、111円まで円高が進んでしまった。
これは円安によって、日本の対米貿易黒字(アメリカの対日貿易赤字)が拡大したため、アメリカが日本の貿易黒字拡大に警鐘を鳴らすようになったためだ。
日本政府はアメリカとの貿易摩擦を回避しようとして、FXが円高・ドル安方向に向かうように、さかんに口先介入を行った。
「行き過ぎた円安は行き過ぎた円高同様好ましくない」「為替は1ドル103円まで円高になってもおかしくはない」などの発言を繰り返したのがそれだ。
そして、FXは急速に円高・ドル安となり、わずか1カ月ほどで1ドル110円台をつけることになった。
その結果、円で償還されるはずの特約付きデュアルカレンシー債は、円で償還できなくなり、ドルで償還されることになった。
特約付きデュアルカレンシー債を買った投資家の大半が、1割以上の為替差益を抱えることとなり、元本を割り込む結果となった。
しかも、ドルで償還されると、それを円に交換してもらうため、外為銀行に新たに口座を作る必要が出て、FX手数料を取られることになった。
為替差益が出たうえに、FX手数料まで取られる。
それに銀行に口座を開くために余分な手間ヒマもかかる。
怒った投資家が窓口となった証券会社に怒鳴り込んで、トラブルに発展したケースもあったようだ。
これを為替リスクという。
この為替リスクを回避する妙案として開発されたのが、1996年から97年にかけて売り出された「円償還特約付きデュアルカレンシー債」だ。
エグゼクティブトレード研究所によると、この外債は、為替が円高になっても、あらかじめ決められた一定の範囲内であれば、円で償還するという特約がついている。
たとえば、ドル円が1ドル127円台の頃、売り出されたものは、1ドル117円までの円高であれば、円で償還することになっていた。
しかし、FXが満期までに一度でも117円を超えて円高が進めば、この特約は無効となり、ドルで償還されることになっていた。
ドル円が127円をつけていた頃には、急速に円高方向にフレるとは誰も予想していなかったため、3~6ヵ月で満期がくるこの外債の特約が無効になることは考えにくかった。
だが、案に相違して、FXは急激な円高・ドル安にフレて、111円まで円高が進んでしまった。
これは円安によって、日本の対米貿易黒字(アメリカの対日貿易赤字)が拡大したため、アメリカが日本の貿易黒字拡大に警鐘を鳴らすようになったためだ。
日本政府はアメリカとの貿易摩擦を回避しようとして、FXが円高・ドル安方向に向かうように、さかんに口先介入を行った。
「行き過ぎた円安は行き過ぎた円高同様好ましくない」「為替は1ドル103円まで円高になってもおかしくはない」などの発言を繰り返したのがそれだ。
そして、FXは急速に円高・ドル安となり、わずか1カ月ほどで1ドル110円台をつけることになった。
その結果、円で償還されるはずの特約付きデュアルカレンシー債は、円で償還できなくなり、ドルで償還されることになった。
特約付きデュアルカレンシー債を買った投資家の大半が、1割以上の為替差益を抱えることとなり、元本を割り込む結果となった。
しかも、ドルで償還されると、それを円に交換してもらうため、外為銀行に新たに口座を作る必要が出て、FX手数料を取られることになった。
為替差益が出たうえに、FX手数料まで取られる。
それに銀行に口座を開くために余分な手間ヒマもかかる。
怒った投資家が窓口となった証券会社に怒鳴り込んで、トラブルに発展したケースもあったようだ。
