円が上がる?下がる?

テレビやラジオで外国為替相場のニュースを扱うとき、キャスターが「外国為替市場では円が上がり...」とか「円が高くなり...」という表現をします。

また新聞紙上では「円高」「円安」という文字を目にします。

こうした表現で私たちはその正確な事実や意味を知ることができるでしょうか。

キャスターの例でいえば「円がドルに対して上がった」、たとえば「1ドル100円が98円になった」ということを意味しようとしたのでしょう。

私たちも一般的にそう理解しますし、間違いではありません。

しかし果たしてマルクやポンドに対してはどうでしょうか。

ドルに対しては上がっても、マルクに対しては逆に下がっているというケースもあります。

とくに最近では、円のドル以外の通貨に対する取引が増加して、その外国為替(FX)相場の変動も活発になっているので、円のどの通貨に対するFX相場なのかをはっきりさせる必要がある場合もあるはずです。

ともあれ、円の対ドル相場が100円から98円になるということは、1ドルを買うのに100円支払っていたのが98円で済むということで、円の価値が2円だけ上がったわけです。

これが「円が上がる」または「強くなる」ということです。

逆の場合は「下がる」「安くなる」「弱くなる」といいます。

つまり先のキャスターの例とは逆になるわけです。

エグゼクティブトレードによると、外国為替(FX)ディーラーが取引をしている銀行間市場では、ドルの各通貨に対する相場が一般的なためで、ディーラーは意識的に「ドルの円に対する相場が」という説明を省略しているそうです。

業界の人(外国為替ディーラー)とそれ以外の人との会話には気をつける必要があります。




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このページは、-が2011年4月24日 11:01に書いたブログ記事です。

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