データベースの構築(投資顧問)

欧米の証券会社は、ヘッジファンドが行っているような運用を従来は自己勘定で行っていた。

しかし、最近では自己勘定トレーディング業務は多くの証券会社が規模を縮小し、独立していった外部ヘッジファンドを有望な顧客として囲い込み、プライム・ブローキングに注力している。クレジット・リスクや市場リスクを負うことなく、ブローキングや販売面で魅力的なビジネスに成長したため、各証券会社は新興ヘッジファンド・マネジャーを支援し、投資家に紹介する機会を用意するところもある。

次に、こうして集まってくるマネジャーのスクリーニングである。

多くのファンド・オブ・ファンズ・マネジャーは、何らかの独自データベースを構築し、ヘッジファンドに対する格付を行っている。

まず、膨大なヘッジファンド・ユニバース(6000社)の中から、足切りを行う。第1次スクリーニングは、トラックレコード、リスク、戦略の種類、マネジメントチームの経験等を定性・定量両面で評価する。
第1次スクリーニングを通過したファンドには第2次スクリーニングに進む。

この段階で50%のファンドが脱落する(3000社)。

この第2次スクリーニングでは、イーメールを使った質問等に基づくマネジャーとの初歩的な面談調査、戦略分析等が行われる。
満足な結果が得られたもの(600~1000社)は第3次スクリーニングへ進む。

直接面談を中心とするマネジャー・チェック、規制やコンプライアンスも含むバックグラウンド調査、バックオフィス等オペレーショナル・リスクの評価、取引証券会社や外部の第三者に対するインタビュー等、更なる詳細なデュー・デリジェンスが実施される。満足な結果が得られたものは投資候補のバスケット(100~150社)に入る。

投資候補のバスケットの中で、実際に投資するファンドを選択する。

この段階では、リスク・リターン特性を十分に配慮して、ポートフォリオの組成が慎重かつ大胆に決定される。

一般のファンド・オブ・ファンズの場合、バスケットには20~40社程度のマネジャーを組入れることが多い。投資実行後も、投資候補バスケットに入っているファンド(100~150社)とは投資実績の有無に関わらず定期的にコンタクトし、レバレッジ、リスク、スタイル偏向、パフォーマンス等をモニターする。

問題が発生した場合は、資産配分の変更を行い、ファンドの置かれているランクを変更する。

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このページは、-が2012年5月30日 00:08に書いたブログ記事です。

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