このところ株式市場は持ち直していますが、期待の個人投資家はなかなか近寄ってはくれません。
そんな中で、デイトレーダーと呼ばれる個人投資の存在がクローズアップされています。証券業界の一番の悩みは、手数料自由化によってディスカウントブローカー並みの価格破壊が進み、取引コストが引き下げられたのにもかかわらず、個人投資家のリスクマネーが株式市場に向かってこないことにあります。
理由はいくつか上げられています。
日本人特有の気質で、貯めるのは好きだけど危険を冒してまで増やすのは避けたい。
不況に原因を求める声もあります。賃金は目減りし、雇用さえも不安定なのでは積極的な投資行動は期待できない、証券市場改革よりも経済建て直しが先決、というものです。
一金融ビッグバンの狙いとしたグローバルスタンダードは単なるお題目に過ぎない。
結局は、富のシフトと海外勢を招き入れるための手段だった。
その裏で中小証券は切り捨てられている」(証券関係者)と話しています。
ただ、冷静に見ると、これだけの低金利で投資環境は決して悪くはありません。
個人マネーを呼び込めないのは、投資教育をおざなりにしてきたしっぺ返しのような気がしてなりません。証券業界は、株式投資を学んでもらおうと、ゲーム形式で教育現場が参加できる仕組みを作って十年近くになります。
それでも世論調査では「八割が証券投資はしたいと思っていない」のが現状です。
草の根的な投資マインドを醸成していこうと、米国をモデルに始めた「投資クラブ」も効果を出せずじまいになっています。
証券業界の一層の奮起を期待したいところです。
そんな中で、デイトレーダーと呼ばれる個人投資の存在がクローズアップされています。証券業界の一番の悩みは、手数料自由化によってディスカウントブローカー並みの価格破壊が進み、取引コストが引き下げられたのにもかかわらず、個人投資家のリスクマネーが株式市場に向かってこないことにあります。
理由はいくつか上げられています。
日本人特有の気質で、貯めるのは好きだけど危険を冒してまで増やすのは避けたい。
不況に原因を求める声もあります。賃金は目減りし、雇用さえも不安定なのでは積極的な投資行動は期待できない、証券市場改革よりも経済建て直しが先決、というものです。
一金融ビッグバンの狙いとしたグローバルスタンダードは単なるお題目に過ぎない。
結局は、富のシフトと海外勢を招き入れるための手段だった。
その裏で中小証券は切り捨てられている」(証券関係者)と話しています。
ただ、冷静に見ると、これだけの低金利で投資環境は決して悪くはありません。
個人マネーを呼び込めないのは、投資教育をおざなりにしてきたしっぺ返しのような気がしてなりません。証券業界は、株式投資を学んでもらおうと、ゲーム形式で教育現場が参加できる仕組みを作って十年近くになります。
それでも世論調査では「八割が証券投資はしたいと思っていない」のが現状です。
草の根的な投資マインドを醸成していこうと、米国をモデルに始めた「投資クラブ」も効果を出せずじまいになっています。
証券業界の一層の奮起を期待したいところです。