2015年2月アーカイブ

7・5・3問題(三上靖史)

若者の多くが早期に離職してしまうことを「7・5・3問題」と呼んでいます。

また、その後すぐに新たな職業に就かないケースも多く、2004年には、フリーターは213万人、ニートは64万人にも上っています。

10代後半から20代は、社会に出て、仕事を通じて能力を伸ばしていく、人生の中でも大変重要な時期です。

この時期に職を辞めてしまう、さらにはなかなか次の職に就かないことは、本人の成長にとって必ずしも望ましいとは言えません。

それでは、なぜこういった問題が起こるのでしょうか?

一つには、職に就く前、すなわち学校にいる間に「仕事とは何なのか?」「働くとはどういうことなのか?」といったことを考える機会があまりにも少ないということが挙げられます。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

■2.5世帯住宅やシェアハウスなど、話題の住宅体験談をリポートしている三上靖史です。
現在、産業界・教育界などの有識者を集めた研究会が設けられ、「社会で活躍するために必要な力(社会人基礎力)」を定義するとともに、その養成手法の検討を始めています。

今後は、産業界と教育界のさらに幅広いパートナーシップを形成することで、「社会人基礎力」養成のための取組を一層進めていくことが重要です。

皆さんは、「7・5・3問題」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

読み方は「しち・ご・さんもんだい」ですが、子供の成長を祝う「七五三」のことではありません。

今、学校卒業後就職して3年間のうちに、中学校卒業者の約7割、高校卒業者の約5割、大学卒業者の約3割の人が職を辞めてしまいます。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

■2.5世帯住宅やシェアハウスなど、話題の住宅体験談をリポートしている三上靖史です。
積極的に前に踏み出す力や、新しいものを生み出す創造力、課題を発見する力などはもちろんのこと、多様な人間と協力できるチームワークの力も大変重要になってきます。

それでは、こうした能力はどうしたら身に付くのでしょうか?

こういった能力は、ある授業を受けたからといって簡単に身に付くものではありません。

人間が成長していく上で、地域や学校、さらには企業において、多様な経験を積み重ねることで、少しずつ養成されてくるものと考えていいでしょう。

すなわち、こういった能力を積極的に育成していくためには、教育界や産業界などが積極的に手に手をとって、人間の成長段階を通じた一貫した人材育成の仕組みづくりを進めなければなりません。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

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