裏を返せばこんなことも言えると思う。
ひと頃新人類、感性という言葉がもてはやされたが、男性、オジサンがこれに遅れをとっているのは、つまるところ情報格差だと思う。
感性の世界に触れる機会も少なく、情報からも遠ざかっているとすれば、どんなに天分に恵まれた人でも、「ダサイ」とひとことで片づけられてしまうに違いない。
美術評論家ハロルド・ローゼンバーグは「新しい人間であることは条件ではなくて努力である」
という。
デザインの世界にもこの言葉がぴったりとあてはまる。
何も、シカメツラをしてデザインを学ぼうと努力する必要はない。
美しく楽しく生活しようと少し心がけるだけで、機会も情報も質が変化してくる。
今日の日本の女性達はおしなべてすでにそんな世界を作り上げているのだ。
三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)
■2.5世帯住宅やシェアハウスなど、話題の住宅体験談をリポートしている三上靖史です。