いくら礼儀正しく取り澄ましていても、ご本人の意志とは無関係に、とつぜん出てくるのが、咳、くしゃみ、しゃっくり、げっぷ、腹の虫の鳴く音など。
結婚披露宴などで、食べすぎたせいか、げっぷが出たり、就職試験の面接の折に、無情な腹の虫が泣き出したりしては、本人はただびっくりして赤面するばかり、どうか他人が気がつかないでいてくれればいい、と願うのですが、追いうちをかけてまた、げっぷと出たりグーと鳴ったのでは、とりつくろいようもなくなります。
人間だれでもするものよ、と澄ましているのはやはり無礼。
相手が笑い出さないうちに、"失礼"と軽くあやまってしまうのが、最高のとりつくろい方です。
エヘンと咳ばらいなどして、ごまかそうとしてもまずムダ。
生理現象は生理現象として、フランクにあいさつをすることです。
げっぷはともかくとして、腹の虫の方は予防できるもの。
お見合いなどの前には、軽く腹ごしらえをする用心が必要でしょう。
三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)
■2.5世帯住宅やシェアハウスなど、話題の住宅体験談をリポートしている三上靖史です。