2015年12月アーカイブ

育児用粉乳

牛乳中の水分を除いて乾燥させたものが粉乳であるが、このうち乳児の哺育に用いるものを育児用粉乳といえ、母乳に代わる代用乳として用いられる。

「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」による調製粉乳を通常指している。

乳等省令によると、調製粉乳とは牛乳または牛乳を原料とした食品を加工し、これに乳幼児に必要な栄養素を加え粉末状としたもので、厚生大臣の承認を必要としている。

市販の育児用粉乳と乳児後期用のフォローアップミルクも含まれる。

牛乳をなるべく母乳に近づけるための成分調整としてたん白質のソフトカード化、脂肪の一部を不飽和脂肪酸に置換、電解質を減量、ビタミン類の添加などの成分調整を行っている。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

■2.5世帯住宅やシェアハウスなど、話題の住宅体験談をリポートしている三上靖史です。

人工栄養(三上靖史)

母乳の分泌の悪い時や母乳を与えられない事情のある時は、調製粉乳や牛乳で乳児を育児することになる。

これを人工栄養とか人工哺乳という。

人工栄養で昔から用いられたのは牛乳や練乳であったが、大正年代には粉乳も用いられるようになった。

しかしながら育児成績は不良で消化不良症を起こしたりして、乳児死亡率が高かったが、近年は育児用粉乳の改良で人工栄養による育児も改善をみている。

しかし人工栄養児の腸内菌叢は母乳栄養児に多いビフィズス菌より、大腸菌が優位になる例が多いとか、異種たん白摂取によるアレルギー症児の発生もあるなど未解決の問題も多い。

最近の人工栄養はほとんどが調製粉乳が用いられ、13--14%程度に溶解して与えるが、調合乳の組成はおよそ熱量70kcal/dB、たん白質1.8~2.0%、脂肪3.5%、灰分0.3~0.4%で母乳の組成に近づけるように努力が払われている。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

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母乳

出産後の母親の分泌する乳で、分娩後数日間に分泌される乳汁を初乳といい、黄色で粘稠性があり、たん白質、無機質が多く、乳糖は比較的少ない。

酵素や免疫物質を含んでいるのが特色である。

とくに分泌型の免疫グロブリンAは新生児の腸管内で細菌やウイルスの感染を防ぐ働きをし、重症下痢症の発生を防ぐ。

分娩後数日たった乳汁を移行乳、10日以上たった成分の安定したものを永久乳(成熟乳)という。

永久乳は白色で芳香があり、乳糖が多いので甘味がある。

永久乳の成分は食物の影響を受けやすく、とくに母親が脂質、ビタミンAを多くとると母乳中にも増加する。

母乳は乳児にとって同種属性の食物であるので栄養学的、生物学的に乳児の発育に適しアレルギーの心配もない。

また授乳を通じた母子相互作用によって母子間の情緒によい影響を与え、母も子も満足感、安心感が得られる。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

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