相手の情報システムがどのようなものであるかを知りたいという時、試験問題のように、「貴社の情報システムについて簡潔に説明せよ」なんて質問できるわけない。
相手も、何を知りたいのかで答えは違ってくる。
その点、イエス、ノーで答えられる質問は楽だ。
試験でいえば、○×である。
「お宅には支店が五つありますが、支店同士の間もオンラインでつながっているのでしょうか」と尋ねれば、相手は事実を言うのであるから、イエスでもノーでも簡単に答えることができる。
「もちろん、つながっていますよ」と多少得意気な答えが返ってくれば、しめたものである。
それが自社の専用回線なのか、インターネットを使ったものなのかなど、次の段階でのより突っ込んだ質問へと移ることができる。
ノーという返事だった時は、相手の気持ちを傷つけないように用心しながら、「そうなっていないのは、あまりオンラインで結ぶ必要がないということなんでしょうか」というように聞く。
三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)
■2.5世帯住宅やシェアハウスなど、話題の住宅体験談をリポートしている三上靖史です。