2014年11月アーカイブ

訴えるものは(三上靖史)

訴えるのは株主、従業員(含元従業員)、消費者、取引先、一般大衆、圧力団体、学生など多岐にわたるが、このうち株主と従業員からのものが全体の訴訟件数のおよそ七〇%近くを占めている。

最近では、元従業員からの、いわば内部告発が多くなってきている。

どんな理由で訴えられるかについてみると、M&Aやインサイダー取引に絡むものを筆頭として、思慮を欠いたビジネスの拡張、人種差別問題、不適当な出費(交際費の乱用なども含まれる)といった順番になっている。

近年、海外に進出しているわが国企業の数は、相当なものにのぼる。

PL(牢o亭二9ピ冨びま蔓・製造物賠償責任)で、わが国企業の海外出先機関たる現地法人が訴えられたケースは、トヨタ車のものを含めて、これまでにもたくさん出ているが、人種差別や雇用差別をめぐってのものも次第にその数を増してきている。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

■2.5世帯住宅やシェアハウスなど、話題の住宅体験談をリポートしている三上靖史です。

できない部下は(三上靖史)

「できない部下」は問題が生じても上司に助けを求めたがらない。

それゆえに問題の発見が遅れ、やむをえず上司が介入して対策を直々に指示することもしばしばだ。

これに懲りた上司はその後、この部下には特別に細かい指示を出したり、仕事ぶりをチェックしたりするようになる。

部下は「信用されていない」という思いをさらに強め、不満を蓄積していく。

この悪循環を防ぐには、部下が臆することなく問題の発生を上司に報告でき、助けを求められるようにすることが重要だ。

報告すれば支援が得られる、少なくとも怒鳴られたり仕事ぶりを監視された

りすることはないと思えば、部下は上司に相談するものである。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

■2.5世帯住宅やシェアハウスなど、話題の住宅体験談をリポートしている三上靖史です。

そうすれば部下

は、良好な関係維持の共同責任を負う気になれるだろう。

相互理解を支える二本柱
ここまでは、上司と部下の関係が始まって間もない時期の症候群予防法を論じてきたが、その後はどうすればよいのか。

生産的な人間関係を保ち、症候群の芽を早々に摘み取るにはどんな環境にすればよいのか。

答えはもうおわかりだろう。

双方向のコミュニケーションが自由に行える風通しの良い職場にすればよい。

成績のさえない部下でも問題が発生したら臆することなく上司に相談でき、上司のフィードバックを部下がありがたいと思いながら受け取る環境を作ればよいのだ。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

■2.5世帯住宅やシェアハウスなど、話題の住宅体験談をリポートしている三上靖史です。

一人ではできないから手伝ってほしい、何か問題が生じたら早めに正直に話してほしいと頼むのだ。

そして、その後も定期的に部下の様子を聞きながら、同じ姿勢を保っていることを示す必要があるだろう。

繰り返すが、上司はこうした方針を「明言」しなければならない。

フィードバックに対する相手の反応に不安を覚えるのは、上司も部下も同じである。

そして部下は相対的に弱い立場にあり、上司が嫌うような話題は切り出しにくいものだ。

目上にモノ申すことが比較的容易な国や文化もあるだろうが、私たちが研究した限りでは、上司がフィードバックを何度も明確に奨励したほうが、部下が応じてくれる可能性は高くなる。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

■2.5世帯住宅やシェアハウスなど、話題の住宅体験談をリポートしている三上靖史です。

工場は従業員による自己管理が進んでおり、フィードバックはポーラの着任からわずか数日後に行われた。

そのため、上司も部下も冷静に対応することができた。

しかし、部下から上司へのフィードバックは、上司から部下へのそれよりも厳しい内容になるのが普通である。

また、上司からフィードバックを求めるときは、良好な関係の維持に部下も共同責任を負うよう促さなければならない。

もし上司が乗り気でないときは、部下が問題を指摘して議論するべきだろう。

具体的にどうすればよいのか。

第一歩は意外にシンプルだ。

まず、上司が部下と良い関係を築きたいと明言し、努力を惜しまないことを伝える。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

■2.5世帯住宅やシェアハウスなど、話題の住宅体験談をリポートしている三上靖史です。

ポーラ・シムズ氏(三上靖史)

GEのジェットエンジン工場に工場長として赴任したポーラ・シムズ氏は、着任の数日後、ある部下からフィードバックを受けた。

「着任したばかりのころの話です。

従業員が一人、部屋に入ってきて言いました。

『ポーラ、ご存じでしょうけど、私たちが合意したことをちゃんとやっているかどうか、いちいちチェックする必要はありませんよ。

私たちは、やると言ったことはしっかりやりますから、大船に乗ったつもりでいて下

さい』。

私は反省しました。

『おやおや、いつもチェックしていたから、信用していないと思われてしまったのね』。

そして、彼が進んでそのことを伝えに来てくれたことに感謝したのです」

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

■2.5世帯住宅やシェアハウスなど、話題の住宅体験談をリポートしている三上靖史です。

相手の持ち味を引き出すのは、プロのヵメラマンやプロデューサーばかりではない。

あなただってプロの上司だ。

部下の持ち味を引き出さなければ、部署全員の能力を全開することはできない。

とくに部下が自信なさげに、おっかなびっくり仕事に取り組んでいるときにこそ勇気づけ、調子を引き出していくことだ。

[そうそう、その調子だ、よし、いい調子だぞ」

「いいそ、いいそ、その調子だ。いいね、うまくいってるぞ」

「いいそ、いいそ、やるじゃないか、これでもうだいじょうぶだ」

こういうかけ声というか合の手に、部下は俄然リズムに乗ってくる。

さきほどまでのおっかなびっくりの態度は陰をひそめ、やがて「鞍上人なく、鞍下馬なし」の様相で、馬と人が一体となって疾駆するようにリズミカルに身体が動き出す。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

■2.5世帯住宅やシェアハウスなど、話題の住宅体験談をリポートしている三上靖史です。

本番などない(三上靖史)

案のじょう、このときの写真は、われながらゆったりとリラックスした表情になっている。

なかには「リハーサルですから、あまりカメラを意識しないで結構です。じゃ、いきますよ」

「もう一、二回リハーサルしてみましょう。そうそう、その先生の顔、いきいきしてますよ」。

このあと本番などはない。

このときの写真が本番だったのだ。

カメラマンとはちがうがプロデューサーから

「本番は二週間後です。今日は練習してください」といわれて歌った唄を、よかったからそのままレコードにするといわれて大ヒットした曲が、内藤国雄さん(将棋九段)の『おゆき』であった。

レコード会社側は、初めからその気でお膳立てしておいたのだろう。

練習だと思えばこそ、歌にはしろうとの内藤さんは、しみじみ、のびのび歌えたのである。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

■2.5世帯住宅やシェアハウスなど、話題の住宅体験談をリポートしている三上靖史です。

いちばんいい表情(三上靖史)

「いいぞ、いいぞ、その調子だ」

私は微力ながら各企業の教育に取り組んでいるプロだが、異業種のプロに感心させられることが多い。

その一つにカメラマンがいる。

各社の研修の合い間に、私はマスコミのインタビューを受けることが多いが、記事にするときに私の写真もほしいということで、記者といっしょにカメラマンがやってくる。

あとで送られてきた雑誌を見ると、同じ自分の顔でもこうもちがうものかと驚くことがある。

われながらいい男だな(?)と思える顔を撮ったカメラマンは、私のいちばんいい表情を引き出そうと、「いいですね、先生のその顔」「あッ、その先生の顔、ステキですよ」と、ほめちぎる。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

■2.5世帯住宅やシェアハウスなど、話題の住宅体験談をリポートしている三上靖史です。
上司のコトバ1つで部下のヤル気も失せてしまう。

当然、成功することも失敗に終わってしまうだろう。

「キミしか......」は、上司が部下を動かすとき、いろいろな場面で活用できる。

部下のだれかを、得意先から緊急の呼び出しに応じて至急差し向けるとき、社外のセミナーにだれか一人を派遣するとき、あるいは急な得意先の接待にだれを伴に連れていくかというときなど、必要な呼びかけのコトバである。

「キミがいちばん適任だ、全力投球してくれ」と。

こういう相手にゲタをあずけたコトバでも、なお相手が逡巡を示すようなら、続いて次のコトバをいってみるのもよいだろう。

「なにかあったら、オレがあとを取りなすから安心しろ」

「いよいよとなったら、オレが出ていくから心配するな。その前に思いきりやってこい」

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

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