両方のタイプとも、「よい友達、真の友達をつくれない不幸なタイプ」と、若い頃さんざん苦労した俳優の川谷拓三氏は語っている。
「二十歳前後はどん底でしたね。
何がなんだかわからないものに追いたてられていた気がします。
十八歳で東映京都撮影所に入りましたが、仕事もそう簡単にはいきませんでしたし、つまらないことにコンプレックスを感じたり、対人間関係で誤解されたりの連続でした。
無我夢中で生きていたから、孤独を感じる暇もなかったですね。
正直いって、絵に描いたような美しい友情を語る出来事なんてありませんでしたし、周囲はみんな敵でした。
たとえば立つ場所を間違えると、『オマエ! どこに立ってるんだ、何年やってるんだ!』と罵声を浴びせられます。
三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)
■2.5世帯住宅やシェアハウスなど、話題の住宅体験談をリポートしている三上靖史です。