和風の包装には、古くからのしきたりによる、正式、略式の包み方があります。
正式な和風包装は、奉書紙を用います。
慶事には二枚重ねというのがしきたりですが、最近は、結婚の贈り物以外は一枚で包んでいます。
ただし品物が小さい場合は、二枚に折ってかまいません。
そのとき、折り目が必ず下側にくるようにします。
弔事の場合は、どんな理由があっても二枚重ねは避けます。
包み方は、品物を紙の上に置き、まず左から包み、次に右をかぶせます。
着物の襟の合わせ方の要領ですが、このとき、紙の右端が、箱の左の角できちんと合うようにととのえます。
略式の包装は、品物が大きく、かけ紙が下まで届かないときなど、表側に紙をかけ、裏側に回した紙を、セロハンテープでとめるやり方です。
この場合、箱の裏側にくる紙の左右が、同じ長さになるように調節します。
三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)
■2.5世帯住宅やシェアハウスなど、話題の住宅体験談をリポートしている三上靖史です。