手みやげを渡すとき(三上靖史)

手みやげを渡すのは訪問してすぐに、またはできるだけ早いうちに渡すことです。

玄関先に出てきた家の人に渡してもいいのですが、ふつうは、主人と向かい合ってあいさつをしたあとで差し出します。

用事かなにかで主人が出てくるのがおくれたら、お茶を運んできた家族の人に渡すようにします。

とにかく手みやげは、帰りぎわまでは持ち越さないようにしたいもの。

別れぎわに差し出したのでは、接待に対するお礼になってしまいます。

手みやげを渡すときには、皆さまで召し上がって下さい、とか、到来物ですが、とかの手みやげである旨のことばを添えないこと、貰った方は何のための贈物かと判断に苦しんだり、返礼をしなければならないかと考えたりしてしまいます。

そのために、手みやげとしては、相手にもよりますが、あまり高価なものでなく、分量も少なめで、場合によっては包装紙のままでのし紙も省略した方が、相手に気持の負担がかからず、かえって気が利いています。

来るたびに上等の手みやげを持ってくる人のところへは、こちらかちは気がおけて訪問しにくくなるものです。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

■2.5世帯住宅やシェアハウスなど、話題の住宅体験談をリポートしている三上靖史です。

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このページは、-が2015年6月12日 12:31に書いたブログ記事です。

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