オランダ以外の国にとってこの国のビジネスとは、フィリップスやユニリーバ、ロイヤルダッチシェル、そして趣味人の間で有名なアクゾー、といった巨大多国籍企業に象徴されます。
これら四社と北部で褐炭を採掘するDSMとを合せると、この五社だけで労働人口の25%を雇用していることになります。
フィリップス一社だけでも、9%を占めているのです。
しかし、それらの巨大多国籍企業は、オランダ全体の中では、いわば例外的な存在です。
これらを除けば、オランダの産業は中小のさまざまな民間企業から成り立っているのです。
過去において政府は、フォッカーやDAFなど、大企業への戦略的投資を通じて、産業界に直接かかわってきました。
しかし現政府がとっている政策は、国民の財布からの無駄遣いをやめ、民営化によって企業の効率をアップすることです。
