たとえば、ヨットで、ある港へ向かっていたところ、夜中のうちに風向きが変わり、方向をまちがえたとします。
東へ行くべきなのに、南に向かってしまっている。
そういうとき、早く気がつけばいいが、天測をおこたると、とんでもないことになってしまう。
失敗の本質とはこのようなものです。
つまり、失敗とは、ある到達すべき目的に向かっているときにおうおうにしておきる「障害」なのです。
障害はできるだけ多く、できるだけ早く発見されなければなりません。
したがってすべての障害がなくなったときというのは、目的地に到達したときだといえます。
いちばんいけないのは、まちがいや失敗をかくすことです。
かくされると、誰も気がつかないから、事態はどんどん悪くなっていく。
三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)
■2.5世帯住宅やシェアハウスなど、話題の住宅体験談をリポートしている三上靖史です。