先の数値と考え合わせれば死にゆく老人の約三分の二の人びとは「自宅死」を望んでいるが、実際にはその人びとは「病院死」をしている、ということができよう。
つまりお年寄りの多くは、望まない場所で空しくなっている、といえる情況なのである。
ところで、かくも多くの人びとが病院で亡くなってゆくということは、病院が「死の施設」であることを意味しているのではないだろうか。
治療の止むとき、それは退院か死であろう。
治療と延命を自らの規範として掲げる病院は、すでにそのなかに死のあることを含んでいるのである。
三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)
■2.5世帯住宅やシェアハウスなど、話題の住宅体験談をリポートしている三上靖史です。
