被害者意識が強くても、経済的に恵まれる場合も間々ある。
しかし、この否定的意識は、おカネよりも他の面で不幸になるのである。
すなわち、群居衝動はそこなわれ、孤立する。
自己重要感は低下させられ、しばしば、性的魅力さえ失われるのである。
そして、不平不満のシワは明確に顔面上にきざみつけられ、心は常に、その表情のとおりに満足することがない。
被害者意識の強い人は、また「他罰主義的」でもある。
すなわち「あなたのせいでこうなったのに、あなたは責任をとろうとしない。だからこういう罰を与えてやる」といった考えから、陰に陽に攻撃的言動をとるのである。
こういう性格のある者は、特に接客サービス業には向かない。
この場合は、経済的衰運に結びつく怖れがあるから、よくよく注意しないと、その経営者は危険である。
三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)
■2.5世帯住宅やシェアハウスなど、話題の住宅体験談をリポートしている三上靖史です。