最近の大学生は(三上靖史)

普段はほとんど学生服を着ないだろうが、高度成長の始まる前の、衣食の乏しかった時代の大学生は、背広などほとんどもたなかった。

夏.冬一着ずつの学生服がすべてで、どこへ行くのも学生服だった。

だから、学生服との訣別には実感があった。

しかし、学生時代との訣別は、学生服という形あるものだけでなく、たとえば、定期券も、旅行(鉄道も学割)、映画・演劇も学割がきいた。

それ以外にも、たとえば世間も、少々ふざけたことをしても、「学生さんだから」と大目に見てくれるところがあった。

それらいっさいの特権がなくなったのである。

それどころか、授業料を払う側から月給をもらう側に回り、税金を使う側(大学の経費には税金も入っている)から税金を払う側に回ったのである。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

■2.5世帯住宅やシェアハウスなど、話題の住宅体験談をリポートしている三上靖史です。

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このページは、-が2014年12月15日 14:41に書いたブログ記事です。

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