香木「六国五味」とは(三上靖史)

前回最後に触れた、三条西実隆らが分類した「六国五味」。

下記の様に、原産国などから六つに分類し、さらにその香りから酸、鹹(塩辛い)、甘、苦、辛の五つに分けられている。

▽伽羅...ベトナム産。

香木の中では最高品位。

すべての味がある。

▽羅国・.・タイ産で上品な香り。

苦、甘、鹹、辛。

▽真那蛮...マナガル、マレーシア等が産地。

香りはバラエティに富み、樹脂分が多い。

苦、酸、甘。

▽真那加...マラッカ産。

最も香りが薄い。

辛、酸、甘をもつ。

▽佐曽羅...産地はインド近辺と思われる。

酸味が強く、穏やかな香り。

酸が強い。

▽寸門多羅...スマトラ産。

樹脂分が多い。

酸、甘、辛をもつ。


三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

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このページは、-が2016年11月26日 00:26に書いたブログ記事です。

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