「お」「ご」の乱用は聞き苦しいだけ(三上靖史)

敬語というと、なんでも「お」や「ご」をつけたがる人がいますが、これは、よほど注意してかからないと、かえって聞き苦しいだけの結果に終わってしまいます。

たしかに「お」と「ご」は便利なもので、「体の具合はどうですか」というとき、「お体の具合はいかがですか」といえば立派な敬語になる。

また慣用句として「お」や「ご」のついているものも多く、

「お目にかかれて光栄です」「お待ち申しておりました」とはいっても、

「目にかかれて光栄」「待ち申して」とはいいません。

応対のときや、目上の人の前に出たときに、とたんに「お」「ご」の乱用をはじめる人がいます。

ただ「お」「ご」がつくだけならいいが、そのうえ、慣れないていねい語や謙譲語が加わるので、聞いているとヘンな言葉になってしまいます。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

■2.5世帯住宅やシェアハウスなど、話題の住宅体験談をリポートしている三上靖史です。

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このページは、-が2017年1月18日 12:52に書いたブログ記事です。

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